新型コロナから県民守る対策を

2020年3月18日

本日の秋田魁新報12面「声の十字路」で、 弊社代表 中村の投稿記事が掲載されました。

イデアグループは未来の子供たちの命を守るため、社会問題にも言及していきます。

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新型コロナから県民守る対策を

中村千博 59歳(秋田市手形 会社経営)

 県内で確認された新型コロナウイルス感染者は、いずれも県外で感染、その後秋田県入りしている。新型コロナウイルスは外から来る。

 政府の防疫対策は後手に回ったといわれている。これは発生源である中国からの入国制限が米国やオーストラリアなどと比べ約1カ月遅れたためだ。1月末時点で人の流れを規制していれば感染数や死亡数は低減、感染のピークも後ろにずらせたはずだ。そのことによって、マスクの生産やPCR検査キットの配備、ワクチンをはじめとする有効な薬品の開発にも時間的余裕を持つことができたであろう。

 秋田県を一国と捉えた時、今必要なのは県外からのウイルス持ち込みをいかに止めるかだろう。玄関といえる空港や、新幹線が止まる各駅などで防疫対策を行う必要があると思う。その際、手洗いの励行をお願いする。アルコール除菌マットを通路に敷くなど方法はあると思う。また、国際空港に設置されているような、体温を感知するサーモグラフィーによる検査も有効だろう。

 国内の自治体においてこのような規制をかけた前例はないと思う。だが、新型コロナウイルスは日本初上陸だ。前例などあるわけがない。前例の有無にとらわれて対策が後手に回ることになれば、県民の命が危険にさらされてしまう。