【必見①】大きな転換期を迎えている日本の英語教育

2018年5月18日

 現在、日本の英語教育は大きな転換期を迎えています。2020年スタートの大学入試改革を見据え、早くも様々な場面で改革への取り組みが始まっています。


 これまでの英語で必要とされてきた能力は、言うなれば「受動的」な能力でした。例として、現在の大学入試センター試験で測定されている能力は、リスニング試験による「聴く力」と、筆記試験による「読む力」です。「聴く力」、「読む力」は英語能力の基盤となる極めて重要な能力であり、今後も必須となる能力であることに間違いありません。ですが、「聴く力」、「読む力」では測定できない能力があります。それは、自分自身で英語を考案し、相手に伝える「能動的」な能力です。

リスニングや文法、読解問題で出題される英文は、問題作成者が考案した文章です。また、問われる内容も問題作成者が考案した問題だけに答えれば良い形式です。こうした従来のリスニング・文法・読解問題だけでは、これからのグローバル社会で求められる、「自分自身で問題を見つけ、解決し、自身の意見を相手に伝えられる」グローバルリーダーを育成できません。


 そこで2020年の大学入試からは、従来の「聴く」「読む」能力に加え、「書く」「話す」能力が測定されるようになります。また大学入試改革を見据え、英語検定ではすでに「CSEスコアベース」の採点基準を導入し、「聴く」「読む」「書く」「話す」の四技能の配点が同等となっています。「書く」「話す」能力は、自分自身が伝えたいことを文章化し、相手に文字や口頭で伝達する「能動的能力」が必要とされます。また、「書く」「話す」力は瞬時に自分の意見を英語で相手に述べる「瞬発力」が問われ、これまで以上に高度な英語力が必要とされます。「聴く」「読む」「書く」「話す」の4技能をそれぞれ同等に育成させていくことを意識することが、今後の英語学習を進めていくうえでの第一歩となります。

今回は、英語学習の概要をお伝えしました。
次回は、「聴く力」に関しまして学習アドバイスいたします。

ウカルンジャー 松永慎吾

【松永慎吾 プロフィール】
函館ラ・サール高校、大阪大学外国語学部卒。
秋田の学習塾イデアグループ指導監理官就任。秋田中央高校にて「小論文テクニック講座」や能代松陽高校にて「大学進路講演」など高校講演実績多数。ABSパイセンでは「チャーティー」ABSタマリバでは「ラ・サール伯爵」としてラジオ番組に出演中。

 

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