ウカルンジャーよりこの春卒業された皆さんへ

2018年3月10日

この春卒業された生徒の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

これまで受験勉強で忙しい毎日を過ごしてきたので、今はひとまず一旦の休息の最中でしょうか？受験を経験した学生の皆さんは、これまで本当に努力努力の毎日であったかと思いますが、合否や手応えに関わらず、自分自身を褒めてあげて欲しいと思います。あんなに頑張ってきた勉強、先生と一緒に時には笑い、時には涙した日々を思い出してみて下さい。なんでこんなに勉強頑張っているのに、志望校判定が変わらないのだろう…と悩んだ日々。それを先生に相談して、一緒になって乗り越えてきた日々。私自身が、これまで皆さんと一緒に頑張ってきた日々を思い出してみても、本当に心から「ホントに頑張った！」と胸を張って言えます。そして、この努力は今後長きに渡る人生の中で、大きな財産となります。

塾の先生をしているとよく「今やってる勉強って意味あるんですか？」と言われます。断言出来ますが、確実にこれからの人生において糧となります。例えば数学の図形証明は、人生において直接的に関わることはないかもしれません（数学や証明に限らずですが）。大事なのは、「何を勉強するか」ではなく、「どうやって勉強するか」です。もっと言うと、「数学の証明を勉強する」ことが重要なのではなく、「数学の証明を通して何を学ぶ」のかが大切です。それらは皆さんが実はすでに体現していることです。例えば、証明をするためには、論理的な手順を踏んで解答していきますが、このような能力は社会に出てから非常に重要となります。つまり、数学の証明を通して、社会に出てから重要となる論理的思考力を、皆さんは学んでいたのです。したがって、これまで皆さんが一生懸命に頑張ってきた勉強は確実に糧となっています。そして、これからの長い人生の中で、どこかで大きな壁が立ちはだかることもあるでしょう。そんな時は、この受験勉強で頑張った日々を思い出して欲しいと思います。「この問題はどうやって解くんだ」「こうするのかな？ああするのかな？」と悩んだ日々です。

人生も同じです。むしろ、社会に出ると、「絶対的な答え」がなく、臨機応変に自分自身で考え、答えを結論付けるようになります。明光義塾で学んだ自立学習をどうか、ぜひ今後も日々の生活に取り入れて頑張って下さい。最後に、私が大好きな歌の一節を残します。

『どんなときも、迷い探し続ける日々が答えになる』

槇原敬之「どんなときも」より

皆さんの夢が実現しますよう、これからも変わらず応援しています!!

ウカルンジャー　小林佑喜